吊るす話

はじめに

この記事は、feedforce Advent Calendar 2018の9日目の記事です。前日はid:kasei-sanによる退職エントリでした。普段からいろいろとお世話になっているので切ないですね……。

本題

ところで、私はコーヒーが好きだ。職場にも豆を持ち込んで、ペーパードリップで淹れたものをほぼ毎日飲んでいる。コーヒーを淹れるには、ご覧のように豆を保存する瓶、ミル、ドリッパー、替えのフィルターなど、こまごまとしたものが必要になる。 f:id:azmin:20181207174245j:plain これらを机の上に置いておくのも、ただでさえ散らかしがちなデスクがさらにごちゃごちゃするし、使わない間にホコリが積もりそうでちょっと良くなさそう。しかし、給湯室の棚はすでに他の人のマグカップで埋まっており、私の茶道具が押し入る隙間はない。かといって袖机もないし、どこに収納したものか……。数分考えた末に、上野のマルイに入っているニトリに行って、カゴとS字フックを買ってきた。 f:id:azmin:20181207174412j:plain 職場のデスクの天板と側板の間にはわずかな隙間があるので、そこにフックを掛け……、 f:id:azmin:20181207174546j:plain このように茶道具を入れたカゴを吊るす。 f:id:azmin:20181207174655j:plain どうだろう。茶道具はホコリを被ることなく机の下に収まり、コーヒーが飲みたくなったらカゴごと給湯室に持っていけばよくなった。目論見通りだ、素晴らしい!

このように、フックを使えばなんでもない壁に収納スペースを作り出すことができる。ごく当たり前のことを大真面目に言っているようで少しアホらしいが、機械的な要素の組み合わせによって為されること、つまりはあるがままを述べているに過ぎない。

最近、自宅にこのフックを導入した。ネオジム磁石で壁などに固定するタイプのフックだ。

これはただの冷蔵庫の側面だ。もちろんここに磁石フックを1つ付け、レジ袋を吊るしてゴミ箱代わりにすることもできる。 f:id:azmin:20181208120527j:plain だが、ここでは職場の例のように、2つフックを並べてみよう。 f:id:azmin:20181208120625j:plain ほら、100均で売っているカゴが空中収納に化けた! 冷蔵庫の周りにあったら便利なもの――ビニール袋とか、調味料とか、料理しながら飲むビールと一緒に食べるチータラとかを入れることができるし、何なら上下左右にカゴを並べることだってできる。 f:id:azmin:20181208120713j:plain 磁石フックは、なにも冷蔵庫や玄関ドアばかりが仕事場ではない。これはよくあるクロスが貼られた壁だ。 f:id:azmin:20181208120951j:plain このようにゼムクリップをホチキスで壁に留めると……、 f:id:azmin:20181208121011j:plain どうだろう。ゼムクリップによって磁力の効く足場ができ、磁石フックの活動範囲が広がった。 f:id:azmin:20181208121026j:plain

画鋲でもいいではないかと言う向きもあるかもしれないが、特にカレンダーなどを壁に固定する場合、カレンダーを破るときや新年を迎えて貼り換えるときに画鋲が外れて、その刺した穴を再利用していると次第に緩くなって結局カレンダーも吊るせなくなってしまうことはよくあるだろう。磁石フックを用いれば、そのような心配からは開放される。わが家では磁石フックを使って時計を吊るしている。

なお、今回は磁石フックを使いたかったのでゼムクリップを壁に留める形にしたが、フック自体をホチキスで壁に留めてしまう「壁美人」という商品もある。小物を吊るすフックからテレビを固定する金具まで、ラインナップの層が厚いのでぜひチェックされたい。

それでは、良いフックライフを!