1歳児を連れて東海道新幹線を利用して得られた知見

先日、妻と子供と一緒に新幹線を利用する機会があり、いろいろと気づいたことが多くあったので書き留めておく。

前提

  • ベビーカー利用
  • 妻、子供、自分の3人
  • 荷物は1泊分
  • 東京~新大阪の往復

その1 ベビーカー利用なら東京駅より品川駅のほうがいい

東京駅は新幹線と在来線の連絡改札の周辺で細かい段差が多く、ベビーカーだとつらい。

一方品川駅で新幹線と在来線を乗り継ぐ場合には、エレベーターが必要なのはホームと連絡通路の昇降のみで、連絡通路には階段やスロープはない。東京側の発着駅を選べるのであれば、ことベビーカーでの移動に関して言えば品川駅を利用したほうが楽だ。

その2 ベビーカー置き場は別に確保したほうが楽。各車両の一番後ろの列の席を取るか、それが無理なら子供の分の席を取る

足元の広い新幹線といえども、自分の膝の前に畳んだベビーカーを置いてしまうととても窮屈で、それで2時間近く過ごすのはなかなかにつらい。そのうえ放っておくとあちこち動き回る1歳児は、膝の上に抱いておく必要がある。乗車時間のほとんどを、両親の片方は抱っこで、もう片方は窮屈な姿勢で過ごすとなると、目的地に着く前に疲れ果ててしまう。

そこで、ベビーカーを置く場所を親の席とは別に確保しておくといくぶん気が楽になる。今回、行きは子供の分の指定席を取る方法で、帰りは車両の最後列の席を取る方法で、それぞれベビーカー置き場を確保した。

未就学児が新幹線の指定席を利用するには、小児料金の乗車券・指定席特急券が必要になるが、それでもベビーカーを置く場所が作れるのはありがたい。ABCの並びで取れないと、ベビーカーを置いた席の隣の人の出入りがベビーカーで塞がれる形になってしまうが、そのような場合は事情を説明して理解してもらうほかない。ベビーカーのほかに座席に荷物を置いてもいいし、隣の人の荷物置き場として使ってもらってもいい。

また、各車両の最後列の座席を取ることができたら、背もたれと壁の隙間にベビーカーを置いておくことができる。これなら席は親の分だけで済むのでお財布に優しい。指定席を取る際には、最後列の座席をまず狙っていきたい。

その3 11号車とその前後はおむつ交換台が近くて安心

東海道新幹線の車内には、おむつ交換台を備えた多機能トイレや授乳に使える多目的室がある。しかしそれらの設備は11号車にしか存在しない。したがって、おむつの交換や授乳が必要になる乳幼児を連れている場合は、11号車やその前後に席を確保できると安心できる。

多目的室の利用には乗務員への声掛けが必要で、乗務員室は8号車にあるということを覚えておくと利用がスムーズになる。近くに乗務員が見当たらないからといって、間違っても緊急通報装置を利用してはいけない。

総評

車内で見ているとうちの子供より大きい子はもちろん、もっと月齢の小さそうな子も新幹線で移動していたし、子連れでも結構遠くに行けるんだという自信になった。